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06月13日-03号

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  1. 日進市議会 2022-06-13
    06月13日-03号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 4年  6月 定例会(第2回)        令和4年第2回日進市議会定例会本会議[6月13日(月)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        6番 水野たかはる         7番 ごとうみき       8番 坂林たくみ         9番 山根みちよ       10番 道家富好         11番 青山耕三        12番 小野田利信         13番 渡邊明子        14番 川嶋恵美         15番 古川ひさお       16番 大橋ゆうすけ         17番 宮田康之        18番 福安淳也         19番 萩野 勝        20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         水野隆史  教育長         岩田憲二   総合政策部長      萩野一志  総合政策部調整監    岩瀬雅哉   総務部長        石川雅之  生活安全部長      杉田武史   健康福祉部長      川本賀津三  健康福祉部参事     伊東あゆみ  こども未来部長     棚瀬浩三  都市整備部長      蟹江健二   都市整備部参事     伊藤信一郎  産業政策部長      長原範幸   産業政策部参事     吉川 浩  学習教育部長      加藤 誠1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      伊東敏樹   議会事務局次長兼議事課長                                 山田 進1.議事日程  日程第1 一般質問(個人質問)      1 道家富好      2 坂林たくみ      3 水野たかはる      4 川嶋恵美      5 大川 博      6 古川ひさお      7 小野田利信 1.閉議       午後2時12分 議長宣告     午前9時30分 開議 ○議長(青山耕三) おはようございます。 開議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 なお、傍聴の方に申し上げます。携帯電話につきましては、マナーモードにするか、電源を切っていただき、傍聴席から発言、拍手もしないよう、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 総務部長から発言の許可を求められていますので、これを許可します。 総務部長。 ◎石川総務部長 先週金曜日の山根議員の選挙に関する答弁の中で、名古屋学芸大学のことを愛知学芸大学と大学名を誤って答弁いたしました。訂正して、おわび申し上げます。 ○議長(青山耕三) 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第1、一般質問を行います。 質問者の順番及び質問事項は、お手元に配付したとおりです。 最初に、道家富好議員の発言を許します。     〔10番 道家富好登壇〕 ◆10番(道家富好) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従って、2問の一般質問をさせていただきます。 最初に、ゼロカーボンシティについてお聞きをいたします。 市長が表明されていますカーボンニュートラルに向けたゼロカーボンシティ宣言は、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロが目標となっております。 まず、その施策の概要説明をお願いいたします。 ○議長(青山耕三) ただいまの道家富好議員の質問に対する答弁者、総合政策部調整監。 ◎岩瀬総合政策部調整監 本市は、2022年2月にゼロカーボンシティを宣言し、2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、地球温暖化の防止に向けた取組を進めております。 具体的な施策につきましては、市民、事業所、市の協働の下、令和4年度より2カ年かけて策定をします次期環境基本計画の柱の一つに、地球温暖化対策を位置づけるとともに、併せて見直しを行います地球温暖化対策実行計画に示してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) ただいまの説明では、本年度より2カ年かけて次期環境基本計画を作成する。その柱の一つとして地球温暖化対策を位置づけ、具体的な施策として実行計画を見直していくということでしたが、その温暖化対策の中で柱としていくものをお聞きしたいと思います。また、温暖化防止対策について、これまでの市の取組についてもお願いをいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎岩瀬総合政策部調整監 地球温暖化対策の中で柱となるものにつきましては、省エネルギーの推進、再生エネルギーの創出及び活用、二酸化炭素の吸収源対策がございます。 これまでの本市での取組状況でございますが、代表的なものとして、1つ目の省エネ対策につきましては、国や県が実施している国民運動、COOL CHOICEの推進、2つ目の再エネにつきましては、住宅用地球温暖化対策機器設置費への補助金、最後、3つ目の吸収源対策につきましては、東部丘陵地区をはじめとする優良な緑地の保全、活用がございます。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) これまでの本市の取組の状況の中で、ただいま3番目に言われました二酸化炭素の吸収源対策について、もう少しお聞きをしたいところでありますけれども、2番目の質問に入ります。 温暖化防止対策については、新たな取組も多いと思いますが、市長が言われている本市の豊かな自然環境を未来に引き継ぐため、カーボンニュートラルの形成に向けた持続可能な地域づくりの取組、この地域づくりの取組とは、どのような取組を考えておられるのかお聞きをいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎岩瀬総合政策部調整監 本市の脱炭素社会の形成に向けた地域づくりのためには、関連事業を市が一方的に推し進めるのではなく、市民の皆様、地域の皆様と一緒に課題を共有し、環境負荷が少ない地域を共に目指していく姿勢が大切であると考えております。 各御家庭での脱炭素に向けた意識の醸成が進み、地域全体で温室効果ガスを削減していく機運が高まっていくよう、各種啓発や情報提供を進めてまいります。 また、温室効果ガスの吸収源となる緑地については、日進市緑の基本計画に基づき、保全、推進しているところでございます。 本市は、東部丘陵地をはじめ、豊かな自然を多く有しておりますので、地域の皆様と対話し、御意見をいただきながら、こうした財産を活用し、良好な緑地の創出、保全に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) それでは、ただいま御答弁のあった緑地の創出、保全について、的を絞ってお聞きをいたします。 本市の緑の財産である東部丘陵地を生かし、良好な緑地の創出、保全を行う施策は、おっしゃられる二酸化炭素吸収源対策として、非常に有効であると私も思います。中でも、良好な緑の創出は、市民にとっても有益なことと考えます。 そこで、確認も含めた質問となりますが、3つまとめてお尋ねをいたします。 1つ目は、五色園に隣接し、岩藤町一ノ廻間に存する東部丘陵地西部地区は、本市の土地利用計画上、どのような位置づけとなっているのか、1つ目としてお尋ねをいたします。 2つ目は、その東部丘陵地西部地区全体の規模を、もう一度確認のため、お願いをいたします。 3つ目、その活用方法と今後の方向性についてお聞きをいたします。 以上3点、よろしくお願いします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部長。 ◎萩野総合政策部長 五色園に隣接の東部丘陵地西部地区についてでございますが、まず、1つ目、市としての土地利用上の位置づけにつきましては、本市の都市マスタープラン、緑の基本計画におきましては、自然環境拠点、レクリエーション拠点に位置づけをしております。 2つ目、規模につきましては、平成29年度に購入をいたしました約20ヘクタールの市有地と、従前から市が所有しております3ヘクタール、愛知県が所有する3ヘクタールと合わせまして、約26ヘクタールの面積を有しております。 3つ目、当該地区の具体的な土地活用方法につきましては、この広大な緑を保全しながら、活用を検討するに当たりましては、地域の参画、市民の参加が重要であると考えております。 そこで、令和4年度、本年度は、近隣にお住まいの皆様と対話をする機会として、7月に五色園区など近隣の区において地域別の座談会を予定しておりまして、こうした機会に御意見をいただきながら、今後、公園や多目的グラウンドなどを含め、その活用方法につきまして、鋭意検討をしてまいりたいと考えております。
    ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) この市長の新たなゼロカーボンシティ施策の概要をお聞きいたしまして、その中でも、本市の緑の財産、東部丘陵地西部地区二酸化炭素吸収源対策に活用していく答弁もお聞きができました。二酸化炭素排出量実質ゼロに向け、市長のアイデアと行動力に大いに期待をしております。 では、2番目の質問に参ります。 今年の1月13日に受付されました陳情第1号の事件に関する質問でございます。 市内香久山3丁目地内において、民間事業者から戸建て住宅用地の開発計画の相談があるとお聞きをしておりました。この計画では、日進市道の車道接続がない開発計画と聞いていました。そのことについて、現時点でどのようにお考えなのかお聞きしたいと思いますが、そもそも、本市が定めている開発等事業に関する手続条例の手続が今現在なされているのかをお聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 現在、開発等事業に関する手続条例において、最初に提出されます事業計画概要書の作成に必要な、市各課との事前協議が進められております。 しかしながら、計画が定まっていないことから手続はなされておらず、計画書の提出もまだなされておりません。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 現在、事前協議中、事業計画が提出されていない段階ということでございますけれども、事業の内容は把握しておられるのか、お聞きをいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 現状では、協議中の計画であることから、道路や宅地の配置などは決まっておりませんが、開発事業がおおむね60区画の宅地開発であることや、事業地の範囲及び日進市道への車道として接続ができないことについては把握しております。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 協議中の計画では、日進市道への車道接続ができないことを把握しておられるということですが、そのできない理由はどういう理由か。また、現在の計画では、接続道路はどのようになっているのかをお聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 車両が通行できない理由としましては、現状の計画では、日進市道の接続部分で必要な道路幅員の6メートルが確保できないことによります。 しかし、開発事業地は名古屋市の道路に接していることから、接続道路の計画は名古屋市道への接続のみの計画となっております。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 現在の計画でも、都市計画法上、問題ないと私は理解しておりますが、開発計画は日進市民として住む宅地でありながら、日進市道へ直接接道ができない状況をどう考えているのか。また、それに対する対策をどう取っていかれるのかをお尋ねいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 本開発事業により新たに宅地開発された場所に住まわれる方と、現在、香久山3丁目にお住まいの方との周辺環境は、日進市道への車道としての接続ができないことに加え、周辺道路には大型ブロックが設置されており、車両による通行が困難な状況でございます。 このような状況は、香久山3丁目の地域として日常生活での生活圏は同一でありながら、相互の往来に支障があり、良好な居住環境を確保する上でも見直す必要があると考えております。 まずは、6月4日に香久山区を通じて、本開発事業に関する現状と交通対策について、香久山区役員への説明をさせていただいたところでございます。 今後は、香久山3丁目の地域の方と意見交換を図り、よりよいまちづくりについてお話を進めてまいります。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 次に、ただいまの答弁にもありました、公道に置かれた大型ブロックについて質問をさせていただきます。 本市と名古屋市との行政境に、日進市が管理する車両の通り抜け防止のため、大型ブロックが設置されていることについて、もう一度、改めてお聞きしますが、車両の通り抜け防止大型ブロックは何カ所設置されていて、設置された時期はいつ頃なのかお聞きをします。また、その道路自体、認定道路であるのかどうかも併せてお答えください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 車両通り抜け防止のための大型ブロックにつきましては、本市香久山地区の道路と名古屋市名東区梅森坂東地区の道路が接する3カ所に本市が設置しているものでございます。そのうち2カ所は認定されておりますが、1カ所につきましては認定されておりません。 設置時期につきましては、平成22年度からでございます。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 平成22年から3カ所で通行を止めているというのは、どのような理由から止めているのか、お尋ねいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 区画整理組合が新たに道路を築造し、香久山地区との接続協議を進めておりました。しかし、生活道路の通過交通増大を懸念される香久山地区の皆様から、平成14年度に接続しないことを求める要望がございました。 その後、区画整理事業の進捗とともに完了が近づいた平成18年度から、区画整理組合及び香久山地区の皆様と道路接続の協議を重ねてまいりました。その結果、地元からいただいた要望を尊重し、平成22年度に、本市としては生活道路として安全対策が確保できるまでの間、車両を通さないこととしたものでございます。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) この件につきましては、もう少しお聞きしたいこともございますけれども、平成18年度から大型ブロックが設置される平成22年までの間、区画整理組合と地元香久山地区との協議を重ねてきたということですが、その協議の具体的な内容、どのような協議をなされてきたのか、お聞きをいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 平成18年度に区画整理組合から、香久山地区との道路接続について進めていきたいとの申出があり、交差点形状と通行規制の素案が本市に示されました。 示された素案内容を踏まえ、平成19年度に香久山地区に対し説明会を開催しましたが、通り抜けに理解が得られず、素案内容の実施には至りませんでした。 その後、区画整理組合の解散も近づいてきた平成21年度に、道路接続に向けて整備することについて香久山地区に対し、組合、名古屋市、本市の3者による説明会を開催いたしました。 しかし、整備は差し支えないが、車両が通行できないようにしてほしいとの要望により、平成22年度から接続部に大型ブロックを本市が設置しているものでございます。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 香久山地区に対し、整理組合、名古屋市、本市と協議をしてきたが、いろんな調整がつかず、香久山地区の要望で、現在の状況があるということでした。 市道という公道に大型ブロックがある状態は、決して好ましいものではないと思います。撤去する予定があるのかお聞きをします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 議員御指摘のとおり、大型ブロックが道路上に置かれている状況は、地域間の円滑な往来を制限することとなり、好ましいものではないと考えております。 今後、この状況を解消するに当たっては、地元香久山地区の皆様の御理解が不可欠であることから、地域全体で交通安全の確保について御理解をいただく中で、取り組んでまいりたいと考えております。 安全かつ円滑に往来できる道路環境を整えることで、開発計画の区域を含めた香久山3丁目の地域として、良好な居住環境を確保できるよう取り組んでまいります。 ○議長(青山耕三) 道家議員。 ◆10番(道家富好) 今回、この質問をさせていただきましたのは、宅地開発により新たな市民となられる方が、香久山区内にある福祉会館など公共施設を利用するのに、名古屋市道を使い、遠回りしなければならないようなまちでは、どう考えても住みよいまちづくりとは言えないので、今後の開発事業の動向によっては、日進市行政として協議、指導をしっかりと行っていただくことと、また、約12年にわたり大型ブロックが設置されていることにつきましても、開発計画が上がったこのタイミングで、計画区域も含め、安全かつスムーズに行き来ができる道路環境が整うよう香久山地区の皆様と丁寧な協議をすることで、大型ブロックの撤去に御理解をいただき、将来にわたり住みよい香久山3丁目となるよう努めていただくことを申し上げたかったからであります。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(青山耕三) これにて道家富好議員の質問を終わります。 次に、坂林たくみ議員の発言を許します。     〔8番 坂林たくみ登壇〕 ◆8番(坂林たくみ) 一般質問をいたします。 1項目めは、くるりんばすを65歳以上無料にという質問です。 1点目です。急激な物価高が生活に幅広く影響を与えています。これに加えて、高齢者にはこの6月から年金の引下げが予定されており、秋には75歳以上の医療費窓口負担2倍化が予定されています。既に後期高齢者医療保険料については、今年度、一部の方に負担増となっております。これでは、高齢者の生活は苦しくなるばかりです。 そこで、急激な物価高に対応した高齢者の生活支援のため、くるりんばす利用料を65歳以上、無料とすることを求めますが、どうですか。 ○議長(青山耕三) ただいまの坂林たくみ議員の質問に対する答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 現在、市内在住の65歳以上の方に対しますくるりんばすの運賃につきましては、要介護・要支援認定を受けている方や、障害者手帳、福祉医療費受給者証をお持ちの方などのほか、新型コロナワクチン接種時の移動に関して無料での利用を実施しております。 本市といたしましては、5月24日に地域公共交通計画の策定記念となります地域公共交通シンポジウムを開催し、調和の取れた地域公共交通を目指し、生活交通の未来について皆様と考えていくものとしております。 運賃の無料化につきましても1つの考え方ではございますが、様々な世代の利用者も見据えた世代間の調和も必要であると考えております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) シンポジウムの後に、令和4年度第1回地域公共交通会議専門部会が開かれました。そこで、くるりんばす路線改正に向けての基本方針案を市として提出をされました。それで、その中に料金体系について、「障害者・高齢者・子ども等に配慮した料金体系とします」と書かれているのではありませんか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 先日の専門部会におきまして、路線改正に向けました基本方針の案をお示しさせていただきましたが、今後、広く市民の皆様に周知をするとともに、地域公共交通会議の議論を経て検討を行ってまいります。 基本方針案には、御質問にありました料金体系のほか、路線や停留所、ダイヤ設定についても掲げております。これらを踏まえて、本市における調和の取れた公共交通について、検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 基本方針案の中に、「障害者・高齢者・子ども等に配慮した料金体系とします」と書いてあるかどうかをお答えください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 御質問の内容につきましては、現在作成中の方針案の料金体系の中に記載しております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 書いてあるわけですよね。 それでしたら、物価高騰、年金削減というのが、今の新たな事態なんです。これは、今、基本方針に書いてある、配慮する必要のある事態ではありませんか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 繰り返しとなりますが、65歳以上の方などにつきましての料金体系には一定の配慮を現在行っておりますので、全体で調和の取れた地域公共交通を目指すことが重要であると考えております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 一定の配慮を行っているということは承知しております。しかし、それは以前からのことです。 高齢者の生活に新しい事態が起きたわけです。高齢者に配慮した料金体系とするという方針を市として持っているということなら、その方針を実行することに何の障害があるんですか。 高齢者の生活と支援の、それこそ調和が崩れます。方針に沿って、くるりんばすの利用料を物価高騰対策、緊急支援策として、65歳以上を無料にすることを求めます。 次の項目に行きます。 2項目めは、公共施設の維持管理についてです。 1点目、スポーツセンターの体育館の照明が切れているところがあり、暗いという改善を求める声が出ています。照明の増設がされてきていますが、まだ不足しています。市民から、改善を要望してもなかなかしてくれなかったと聞いています。照明は10年前から既に暗かったということも聞きました。なぜこのような状況が放置されてきたのか、経緯を説明してください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 スポーツセンターの照明につきましては、不具合が生じた場合には、照明器具の取替えや追加設置をするなど、対応をしております。 しかしながら、これら設備の改修の多くは高所となり、足場の設置が必要となるなど、長期間、施設の使用を停止し、改修を行うことになり、利用者の皆様に御不便をおかけすることになります。 以前より御指摘をいただいておりました第1競技場の照明につきましては、今回、足場を組まずに短期間でできる北側3カ所へのLED照明器具の追加設置を指定管理者において行っております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 電球の交換ではなくて、照明器具の追加設置とした理由をスポーツセンターに聞きましたところ、電球を交換したが、明るくならなかったとのことです。こうなると、建物側の問題ということになります。建物はどういう状況になっているんですか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 スポーツセンター第1競技場での照明の多くの不点灯は確認をしております。その原因が球切れなのか、安定器の不具合であるのか、大規模な調査を行いませんと判明しない状況となっております。 今回は、競技場を閉鎖することなくキャットウオークを使用し、できる範囲で3カ所のLED照明の設置をしております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 照明器具の追加によっても、奥のコートの辺りが暗いという声が出ています。一般の競技に必要な明るさは確保されていますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 照度の目安は、競技種目やその使用方法により異なります。一般的なレクリエーション活動及びトレーニングの推奨照度は満たしておりますが、競技場を入って右手奥の箇所において、照度が低い状態のところがございます。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 照度の測定をされていますね。照度が低いところの照度と、一般の競技の場合の基準は幾らですか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 第1競技場北西角の1カ所において、床面における照度が193ルクスとなっています。 専用競技場として利用する場合の推奨照度として、バレーボールやバスケットボールでは200ルクス、バドミントンや卓球などでは300ルクスが規定されております。 推奨照度の測定は、競技により測定基準が異なり、今回の測定値が全ての競技において不足しているものではございません。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 基準よりも低くなっているということが分かったわけですね。 それで、2点目ですけれども、一部照明が追加設置されましたが、その追加設置に先立ち、スポーツをされている方の、利用者の声を聞かれましたか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 今回の追加設置に際し、利用者の声はお聞きしておりません。以前、LED照明に交換したときに、バレーボールやバドミントンなど、見上げて行うことが多い競技者より照明のまぶしさの指摘がありました。それを踏まえ、今回は設置業者と指定管理者において検討を行い、北西側に設置した器具を外側へ向けることで対応をしております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 今の1点目、2点目を踏まえて、3点目の今後の対応を伺います。 一般の競技には必要な明るさが確保されていない競技があるということでしたが、どのように解決をされますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 以前の競技者からの指摘により、今回、器具を外向けに設置しております。現状の課題解決に向けては、この器具の角度を調整することで解消できないか、検討を進めております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) その結果にもよるとは思いますが、照明がつかない原因調査というのはどのようにされますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 先ほども答弁いたしましたが、今回は競技場を閉鎖することなく対応しましたが、照明の不点灯は確認しておりますので、その原因調査につきましては、実施時期を含め、今後、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 実施時期を検討すると。ぜひそれはやっていただきたいと思います。 体育館の設備に求められる機能や条件について、今までの蓄積というのはないのでしょうか。利用者の声は聴いていないとのことですが、聴くことを求めますが、いかがですか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 競技によって適した照度が異なることや、個人差もあることから、利用者の意見を反映させることは難しいと考えております。 本市スポーツセンター競技場で行う種目を基に、専門業者の意見を伺いながら、検討を進めてまいります。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 個人差とおっしゃいましたけど、個人の一人一人の好みのことを言っているのではありません。スポーツに必要な観点を利用者に聞くということです。それに、競技に適した環境を備えるのがスポーツセンターではないでしょうか。競技によって適した照度にできないということなら、施設の根本的な見直しが求められているということになりませんか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 本市スポーツセンターでは、レクリエーション競技から各種大会まで、様々な種目、競技が行われております。競技によって適した照度については、専門業者の意見も伺い、環境改善を行ってまいります。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) スポーツセンターについては、照明以外の不具合もあると聞いています。スポーツセンターの大規模改修の時期や計画はどのようになっていますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 施設の維持管理につきましては、利用者の皆様からの声のほか、施設管理を行っている指定管理者との協議などにより、利用環境の改善に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 大規模改修というのは、いずれ必要になる時期が来るということを今回の状況を見ても感じました。それで、施設の調査の実施について検討するという御答弁ありましたので、その実施を、実施というか検討を、ぜひ早急に進めていただくよう要望します。 続いて、3項目めに移ります。 香久山の橋の建設による通過交通についてです。 1点目です。交通量の調査が行われて、その結果が意見交換会で発表をされました。そして、交通量推計が出てきたわけですが、そこの中に通過交通が考慮されていないということが指摘をされました。通過交通を考慮した推計というのはまだ示されておりません。それは一体どのような推計になったんでしょうか、お示しください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 道路交通調査における将来推計交通量は、香久山西部土地区画整理事業地内に計画されている商業施設のオープン時のような混雑状況と、一般的に数十年かけて段階的に居住者が増えていくところを地区内の計画戸数で計算しています。こうした想定し得る最大限の台数を見込んだものとなります。この台数によりさらに通り抜け車両の台数を足すことはなじまないと考えているため、推計に通過車両を加えていないところでございます。 しかし、先日の意見交換会においても御説明させていただきましたが、調査結果を踏まえた分析は必要と考えており、検討していくところでございます。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 確認なんですけど、今の御答弁は、例えば、白山黒石線から香久山西部土地区画整理事業の12メートル道路への流入など、その通過交通を反映させた将来交通量推計を出されるということですね。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 既に行った調査結果を踏まえた交通量調査を実施しておりますので、その結果を踏まえた分析を実施してまいります。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) ぜひ分析をして、その通過交通を踏まえた交通量推計を出してください。 本来は、意見交換会で指摘があってからではなくて、最初から通過交通を含めた全体の交通が橋を架けたらどうなるかということを調べるために交通量調査をやったわけですから、交通量推計を発注するときに条件に入れておくべきものだとは思います。 そうは申しましても、通過交通を考慮した将来交通量推計を出されるということを確認いたしました。 2点目です。その通過交通を考慮した交通量の評価と対策、今後の取組をどのようにしていくのか伺います。
    ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 お示しした将来推計交通量からも、香久山西部土地区画整理事業の12メートル道路と株山環状線を交通対策をせずに接続することは、幹線道路化する可能性があると考えております。 そのため、12メートル道路が補助幹線道路としての機能が果たせるよう、通過車両ができる限り入り込まない交通対策や安全対策を、香久山地区、香久山西部土地区画整理事業及び日生梅森園の地区全体で検討してまいります。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 交通量についての議論ができるようになるのは、この通過交通を考慮した将来交通量推計の結果が出てからとなります。 通過交通を考慮した将来交通量推計を進めるとともに、推計の結果や、それを受けての議論の行方が未定であるうちに、橋の測量、設計を実施しないよう求めます。 以上で終わります。 ○議長(青山耕三) これにて坂林たくみ議員の質問を終わります。 次に、水野たかはる議員の発言を許します。     〔6番 水野たかはる登壇〕 ◆6番(水野たかはる) 議長の御指名をいただきましたので、先般提出させていただきました一般質問通告書に基づき質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 大項目1点目、現在進めている赤池箕ノ手土地区画整理事業地内における公園整備について質問をさせていただきます。 公園整備の内容、方針、スケジュールなどの状況について順にお聞きいたします。 まずは、規模や配置についてお聞きします。お願いします。 ○議長(青山耕三) ただいまの水野たかはる議員の質問に対する答弁者、都市整備部参事。 ◎伊藤都市整備部参事 公園の規模につきましては、赤池箕ノ手土地区画整理事業地内に1万平方メートルの近隣公園1カ所と1,000平方メートルの街区公園3カ所を整備する計画でございます。 各公園の配置につきましては、近隣公園をまちのシンボル的な公園として位置づけ、土地区画整理事業地内の中央付近に配置いたします。 ほかの街区公園3カ所につきましては、事業地内に住まわれる住民の利用を考え、どこの住宅地からも利用できるよう配慮の上、バランスよく配置しております。 そのほかにも自然との調和と共生を目指し、5,800平方メートルと4,860平方メートルの緑地等を事業地内に配置してまいります。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) 今の御答弁で公園の規模や適正な配置であることが分かりました。 それでは、市民の方も興味を持つ、どのような公園が整備されるのか、施設の具体的なものなど、整備の方針はどのようでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部参事。 ◎伊藤都市整備部参事 近隣公園につきましては、駐車場を整備し、赤池箕ノ手地区の方だけでなく、市全域の方が利用でき、子どもから大人までがゆったりと憩える公園として、遊具や多目的広場を整備してまいります。 なお、整備に当たっては、市民の協力を得ることで、公園に愛着を持っていただけるような手法を取り入れていくことを検討してまいります。 ほかの街区公園につきましては、街区公園周辺に住まわれる方や、地区内にあります保育園の園児利用も念頭に、ブランコや鉄棒などの人気の高い遊具の設置や、幼児が遊び回れるようなスペースを整備してまいります。 また、これら公園の整備後も、市民に愛着を持っていただける公園としていくため、赤池区や自治会などと連携を図りながら、地域住民による公園愛護会の設立促進に向けた取組を進めてまいります。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございます。公園整備に当たり、市民に愛着を持っていただくのは大変よいことだと考えております。 設計に対しても市民の協力を得て基本設計をされたとお聞きいたしましたが、どのようにして市民の意見を聞き取り、また、どのように意見を反映されているのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部参事。 ◎伊藤都市整備部参事 市民の皆様からの御意見等につきましては、令和元年8月から11月にかけてワークショップを3回開催し、参加された方たちから公園設計に対する貴重な御意見や御提案を多数いただいております。 一例を申し上げますと、各公園の役割では、憩いの場、健康づくり、スポーツ・運動などの機能を求める意見が出され、また、遊具では、鉄棒、ブランコなどの人気が高いことが分かりました。このほかにも緑地の確保などに関する提案もございました。 こうした様々な御意見等につきましては、各公園の役割や利用形態等といった基本設計を策定した際、反映させていただいたところであります。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ワークショップに参加された方は、御自分が意見した公園がいつできるのか、また、新たに赤池区にお住まいの方々も含めて、市民の皆様がいつ公園ができるのかと心待ちにしていることかと思います。公園整備のスケジュールはどのようになっていますでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部参事。 ◎伊藤都市整備部参事 整備スケジュールにつきましては、令和元年度に4カ所の公園の基本設計、令和2年度には街区公園1カ所の実施設計を行っております。今年度は、実施設計に基づき、街区公園1カ所を整備してまいります。 現在、事業地内の宅地化が進展する中、近隣公園の早期整備に対する市民の期待感は大変高まっていると考えられます。加えまして、令和4年3月に赤池箕ノ手土地区画整理組合から、「地区の付加価値を増進させ、住みよい街づくりにするための目玉として、近隣公園の早期整備」に関する要望もいただいております。こうしたことから、近隣公園を優先して整備することも検討してまいります。 ほかの公園につきましては、単年度に複数の公園整備を同時に行うことは難しい状況でありますので、工夫を凝らしながら着実に1公園ずつ整備してまいります。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) 今の御答弁の中では、単年度に複数の公園整備を行うことは難しいとのことが分かりました。赤池箕ノ手土地区画整理事業が進み、住宅やマンションが建設され、新たな住民が住みつつあります。その市民が利用する公園の整備も早期に必要となってきております。 市の予算が厳しい中、クラウドファンディングや企業版ふるさと納税などを利用するなど、新たな財源確保の手法を研究していただき、早期の公園整備を要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。 大項目2点目、日進地区渋滞対策検討会について質問をさせていただきます。 国道153号豊田西バイパスとその周辺道路については、特に梅森西交差点から浅田町平子交差点区間の平日の朝夕通勤時及び土日に渋滞がひどく、地域住民からも渋滞緩和を望む声が多いことは御承知のことかと思います。 そのことから、昨年10月に中部地方整備局、愛知県、愛知県警と日進市で、日進地区渋滞対策検討会が設立され、昨年12月議会での一般質問の中で、設立に至る経緯や検討会の検討内容についてお答えをされておられました。 設立から8カ月が過ぎましたが、その後の検討会で何か具体的な対策などは検討されたのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部参事。 ◎伊藤都市整備部参事 日進地区渋滞対策検討会の設立後、昨年度は検討会を2回開催しております。検討会で議論した結果、まずは、即効性のある短期対策を実施していくこととし、初めに、赤池駅に近く、特に渋滞が著しい赤池2丁目交差点において、渋滞対策を優先して進めることといたしました。 この交差点は、皆様御承知のとおり、プライムツリー赤池の北側にある、国道153号豊田西バイパスと市道小田赤池線が交差する交差点であります。具体的な対策案といたしまして、国道153号の名古屋方面から豊田方面に向かう車線の右折帯の延伸と、市道小田赤池線の右折帯の増設を行い、渋滞緩和を図ることを決定しております。 なお、この決定した対策案を踏まえ、昨年度、国土交通省の中部地方整備局や本省の道路局などに要望活動を行ってまいりました。その結果、令和3年度の補正予算では、豊田西バイパス全体予算として7,000万円が措置されたことから、本年度の完了予定で国が交差点改良工事を実施してまいります。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございます。 まずは、赤池2丁目交差点の短期対策を実施されるということで、検討会設立から僅か8カ月で対策案を検討し、予算を確保していただき、工事発注まで迅速な対応に感謝いたします。 赤池2丁目交差点改良工事完成後についてですが、現況の交通状況を踏まえ、有効な渋滞対策を実施されると思いますが、さらなる対策後の取組は何かお考えでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部参事。 ◎伊藤都市整備部参事 検討会の中では、対策工事後は追加対策の必要性を含めて、その効果検証を行うこととなっております。 なお、国の令和4年度当初予算におきまして、豊田西バイパス全体で予算5,000万円が措置されております。このうち3,500万円の調査設計費を活用の上、施工に伴う効果検証を行い、検討会による議論や検証を経て、今後の方針を決定していく予定でございます。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) 市内の豊田西バイパスでは、赤池2丁目交差点以外にも渋滞が問題となっている交差点があるかと思いますが、それらの渋滞対策は、今後、どのように検討されていくのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備参事。 ◎伊藤都市整備部参事 その他の交差点につきましては、現在、国道153号豊田西バイパスと県道名古屋豊田線、市道赤池・浅田2号線が交差する赤池2丁目北交差点において、県と市が一体となって県道及び市道に右折帯と歩道を設置する事業を進めております。それ以外の交差点につきましても、引き続き検討会にて対策を検討してまいります。 赤池駅周辺においては開発が進んでおり、さらなる交通需要の高まりへの対応や、当地域が持続的により一層発展していくためには、豊田西バイパスの渋滞対策は必要不可欠であります。 今後とも、国や県と連携の上、渋滞対策への取組を着実に進めていくとともに、対策に必要となる予算確保に当たりましては、皆様の御支援、御協力を賜りながら、引き続き、国に対して積極的に要望活動を実施するなど、しっかりと取り組んでまいります。 ○議長(青山耕三) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございます。着実にさらなる対策を実施していただけるということで、改めて感謝申し上げます。 今回の右折帯2車線化対策が十分な効果を発揮し、渋滞が解消され、地域の皆様に使いやすい道路となり、今月1日より施行されました路上喫煙禁止条例と併せて、赤池区のさらなる発展につながることと期待をしております。お願いばかりでございますが、ほかの交差点についても、迅速に対策を実施していただきますようお願い申し上げます。 今回は、赤池箕ノ手土地区画整理事業地内における公園整備についてと、日進地区渋滞対策検討会についてお聞かせいただきました。コロナ禍の中、今回の一般質問を含め、様々な対応、対策を講じていただいております近藤市長はじめ担当部局の皆様には大変感謝いたしております。この場をお借りして厚く御礼申し上げまして、私の一般質問を終わらせておきます。ありがとうございました。 ○議長(青山耕三) これにて水野たかはる議員の質問を終わります。 ただいまから10時40分まで休憩とします。     午前10時26分 休憩-----------------------------------     午前10時40分 再開 ○議長(青山耕三) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 川嶋恵美議員の発言を許します。     〔14番 川嶋恵美登壇〕 ◆14番(川嶋恵美) 一般質問させていただきます。 日進市みんなですすめる歯と口腔の健康づくり条例制定後の取組についてお伺いいたします。 条例制定から1年がたちました。コロナ禍でも取り組まれてこられたことと、その状況、成果などはどのようでしょうか、お願いします。 ○議長(青山耕三) ただいまの川嶋恵美議員の質問に対する答弁者、健康福祉部参事。 ◎伊東健康福祉部参事 条例制定からの取組でございますが、令和3年度から歯科衛生士を会計年度任用職員として雇用し、より専門的な視点で各種歯科保健事業を進めております。 成人、高齢者への歯科保健に節目年齢を対象とした歯周病検診や、歯周病などに関する情報提供に加え、歯と口腔の健康づくりに関するホームページを新たに作成し、広く市民へ周知を図りました。 さらに、高齢者のフレイルに着目した取組として、オーラルフレイルの内容を含んだパンフレットを作成し全戸配布するとともに、介護保険料の通知時には、65歳以上の高齢者全員にオーラルフレイルのパンフレットを送付いたしました。 また、オーラルフレイルをテーマにした広報記事の掲載や、老人クラブやコミュニティサロンなどへ保健師や歯科衛生士が出向き、健康教育を実施いたしました。受講者の反応はよく、口腔衛生や口腔体操などの質問も多数あり、歯科保健に対して関心を持っていただけたと感じております。 乳幼児につきましては、乳幼児の歯科検診をはじめ、歯の健康についての指導のほか、保育園でのにっしん体操講習時に歯科衛生士による歯科講話も併せて実施し、保育園児も集中して話を聞くことができておりました。 その他、関係各課や歯科医師会と連携して、歯と口腔の健康づくりに関する様々な施策を進めております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 様々な方向からの周知を行っていただき、歯科保健に対しての関心が広がったことは、大きな成果だと評価いたします。 今年度は、どのようなことに取り組まれますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎伊東健康福祉部参事 節目成人歯周病検診の対象者のうち、76歳を対象に、今年度より国のマニュアルに基づいた質問票による口腔機能の状況を把握し、その結果を踏まえ、オーラルフレイルに対応した指導を歯科医療機関にて実施しております。 なお、統一的な指導を可能とするため、指導用パンフレットを作成し活用いただいております。 老人クラブへの健康教育では、フレイル予防をテーマに実施する予定としており、オーラルフレイルについても引き続き周知していきます。 また、乳幼児については、栄養と口の健康に関する講話を管理栄養士に加え、歯科衛生士による指導も予定しております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 今年度も具体的に進めていただく予定となっていることが分かりました。 76歳を対象とした理由は何でしょうか。また、質問票による口腔機能の状況を把握とは、具体的にどのように行い把握するのでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎伊東健康福祉部参事 節目成人歯周病検診は生まれ年で受診対象者を設定しておりますが、今年度から後期高齢者保健事業の充実を図り、オーラルフレイルを予防する意識を高めていただくことを目的の一つとして、同じ生まれ年の全ての人が後期高齢者医療制度の被保険者となる時期である76歳を対象に質問票を実施することといたしました。 質問票については、回答内容と検診結果の関係性などから飲み込みやかむ力など口腔機能について確認し、歯科医療機関での指導に活用していただくこととともに、市では質問項目を集計するなど、受診者全体の傾向などを把握してまいります。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 問診では自己判断によるところが多く、特に、フレイルの初期段階では、問診結果に現れないことも多いです。客観的に数値で表すことができる口腔機能検査、オーラルフレイルチェックがありますが、特に舌圧と口腔機能の関係が顕著に表れます。 現代の食生活から考えますと、舌圧の低下は高齢者だけの問題ではなくなってきており、舌圧の低下から起こる症状に早く気づくことが大切です。大事なのは、舌をしっかり使うことです。舌も筋肉ですから、負荷をかけたり動かしたりすることで運動機能が向上します。 自分の健康状態を見える化することで、可逆性のあるフレイル状態を知ることができます。オーラルフレイルチェックを節目検診に加えてはいかがでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎伊東健康福祉部参事 さきにお答えしましたように、節目成人歯周病検診につきましては、今年度から76歳に対して質問票を導入し、歯科医療機関にてオーラルフレイルに対応した保健指導を強化していただいているところでございます。 まずは、質問票による口腔機能の状況把握とパンフレットを使用した指導を継続し、検診結果などを分析評価していくとともに、関係各課や歯科医師会と連携して各種施策を実施していきます。 オーラルフレイルチェックの方法などにつきましては、県内他自治体の状況を注視し、今後の研究課題とさせていただきます。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) オーラルフレイルチェックは主に7項目ありますが、費用、関係者の情報共有と協力、本人の認識などをクリアするために、段階を追って進めていただきたいと思います。 口腔内清掃や口腔機能回復訓練等を行うことで、誤嚥性肺炎防止等に有効で、入院期間が短くなるという結果が出ています。地域ケア会議や介護認定時等においても口腔内の情報を取り入れ、多職種が連携し、医療・介護分野における方々がオーラルフレイルに気づき、歯科の専門につなげるなど、一体的な対応ができるよう人材育成を提案しますが、いかがでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎伊東健康福祉部参事 医療・介護分野における誤嚥性肺炎防止のための取組として、在宅の要介護高齢者などを支援する介護従事者の役割が大きいと考えております。 ケアマネジャーや訪問ヘルパーなどの介護分野の様々な職種が対象者の口腔に関心を持ち、状況を把握し、必要に応じて歯科医療機関などへつなぐことにより、適切な治療や指導を受けることが重要だと考えております。 少し前にはなりますが、平成29年度には医療・介護関係者多職種を対象に、口腔管理の重要性をテーマに研修会を市が主催で開催いたしました。今年度も、日進市在宅医療・介護連携支援センターやまびこ日進において研修会を予定しております。 さらに、今年度から高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的実施として、多機関連携の下、始めておりますアクティブシニア倶楽部や栄養パトロール事業におきましても、フレイル対策として口腔機能の内容を盛り込んでおります。 本市としましては、人材育成としてまずは多職種の意識向上を図るとともに、連携することにより口腔ケア対策が進むものと考えております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 今年度からアクティブシニア倶楽部、栄養パトロールと、今まで見落としがちでした医療や検診の未受診層にもアプローチをしていただき、元気で生き生きと地域で活躍する高齢者が増えることを期待いたします。 それから、7日に閣議決定された経済財政運営の指針となる骨太の方針に、「生涯を通じた歯科検診(いわゆる国民皆歯科検診)の具体的な検討」との方針が盛り込まれました。歯の健康を維持して、他の病気の誘発を防止し、医療費抑制につなげることを目的とするものです。 今後は、国民皆歯科検診に向け、抜け落ちている若い世代、18歳から20代の方々対象へのアプローチも重要になってきますので、さらに拡充をしていただきたいと申し上げまして、次の質問に移ります。 2つ目、登下校時の安心・安全のために。 昨年度12月議会でも山田議員が質問されておりますが、年度が替わりましたので、改めて質問いたします。 登下校時の見守りに、校長先生と教頭先生が外に出ている学校もありますが、交通指導員の現状はどのようでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 交通指導員の配置につきましては、令和元年度は29名で36カ所を指導しておりましたが、現在、22名で29カ所を指導している状況でございます。また、事故発生の懸念が大きい場所に対し、優先して指導員を配置しております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 7名7カ所の指導が不足している現状は全く変わっていないということです。不足分を校長先生や教頭先生が補っていることも変わっていません。 登下校時に学校内で何かあった場合、どちらかの先生が校内にいて、指揮を執るべきと思います。現在の必要数はどれだけと考えていらっしゃいますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 交通指導員不足により、校長と教頭ともに交通指導を行っていただいている現状は課題だと考えております。交通状況も日々変化しており、具体的な必要人数をお答えすることはできませんが、少なくとも7名7カ所は不足していると認識しております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 交通指導員が会計年度任用職員となる前と後で、お給料の面から比較しての分析はどのようでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 会計年度任用職員となる前は、非常勤特別職として月額8万5,000円の報酬を支払っておりましたが、令和2年4月から会計年度任用職員となって以降は、1時間当たり1,060円で勤務していただいております。総じて非常勤特別職の月額報酬と比較し、2割程度の減額となっております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 時間給ですので、ボーナスがもらえるように配慮をしていただいていますが、それでも年間ではかなりの減額になります。危険を伴い、寒い・暑い、時間の制約もある中、毎日の子どもたちの見守りもされ、いつもと違うことにいち早く気づいて報告をしていただいております。年間を通して減額になっている状況をどのようにお考えでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 現状、減額となっていることから、勤務条件等の課題整理をしてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) ぜひお願いいたします。 募集をしても集まらない原因をどのように考えておられますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 交通指導員の募集に関しては、市ホームページへの掲載、区、自治会におけるチラシの回覧などを行っておりますが、応募につながらないのが現状です。 先ほどの給与面以外では、児童・生徒の登下校の時間に合わせて勤務する必要があるため、登校時から数時間空いて下校時に指導を行うため、実質的な拘束時間が長いことも原因の一つであると考えております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 例えば、朝だけや帰りだけの勤務にすると、時間の制約は解消されますし、お給料の面でも他の仕事とのダブルワークも可能になり、応募しやすくなるのではないでしょうか。 梨の木小学校の東にあるコンビニの交差点では一方通行にしてはどうかとか、信号をつけられないかとか、何年も危険箇所として指摘され、試行錯誤の提案をされていますが、ベストな結果は得られておりません。交番のお巡りさんも時間が取れれば来てくださいますが、毎日ではありません。校長先生も教頭先生も、朝の15分の間が一番危険なので、人を増やしてほしいとおっしゃっています。会計年度任用職員に変更する前は4人いた交通指導員は、移行時に3人辞められました。自転車に乗って2カ所の交差点を掛け持ちして子どもたちの安全を守ってきた方は、週に2日も働けば同じお給料がもらえる、エアコンの効いた部屋で危険ではない仕事からはもう戻れないとおっしゃっています。 ここで抜本的な改革が必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 交通指導員勤務体制につきましては、まずは、現在働いていただいている交通指導員にヒアリングを行い、ダブルワークを検討したが、朝夕の勤務であり、それも難しい、時給に見合わない仕事量と拘束時間となっている、交通指導を行っていない時間帯に学校内での仕事があるとよい、午前だけ、午後だけといった働き方もあるのではないか、休暇を取得しづらく、気を遣うといった御意見をいただいております。議員御提案の仕組みを含めまして、具体的な改善策を検討してまいります。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) もし朝だけ、帰りだけの指導員を採用されるのであれば、両方指導してくださっている現在の方には手当をつけていただくなど、プレミアが必要と考えます。給与の面からも検討していただけますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 給与面につきましても、現在の交通指導員からのヒアリングを行い、以前よりも給料が悪くなっている、下校時間が日々変わるため、待機時間も給与に加算してほしいといった御意見をいただきました。これを踏まえ、勤務条件面での処遇改善につきましても検討してまいります。 新たに交通指導員になりたいと思われるような条件を整備することに先立ち、現在職務を全うしていただいている方にとっても、不満のないようにしていきたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 前向きな御答弁に御期待申し上げます。次世代を担う子どもたちの安心・安全のために必要な予算ですので、確保していただきますよう強く要望いたしまして、次の質問に移ります。 教育長の所信表明について伺います。 中学校の制服についてですが、さきの質問と重なる部分もありますが、6月8日に第2回中学校制服検討委員会が行われたとのことですので、さらに具体的な検討がされた話合いの状況はどのようでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 先週行われました最新の第2回制服検討委員会では、ブレザーボタン、シャツ、ネクタイやリボンについて意見交換が行われました。 会議の中では、4中学校ともネクタイやリボンはなしとすることに決定をしました。 今後の各学校での取組としましては、白ポロシャツを制服として加えるかどうかを生徒参加で決定することとなりました。また、ブレザーのボタンについても、複数の候補から投票で選ぶこととなりました。 生徒が参加する活動を含め、生活改善、性的少数者への配慮を学び、人権課題の意識を醸成できるよう、引き続き、教育委員会としてもサポートしていきたいと考えています。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 検討の一つに、性的少数者への配慮、人権課題の意識との回答が含まれますが、そもそも小学校では私服で、そのようなハードルはありません。中学校で私服は難しいと思いますので、検討課題の一つとして挙げられていますが、私服に近いファストファッションなどの、上は白、下は黒か紺にするなど、多様性のハードルのない、そして買換えに負担のかからないものを選択できるとよいと思います。 ブレザー制服の導入が決定したとの御答弁でしたが、ブレザーの制服は、今の制服より高額になります。今年度導入された長久手市では、従来の制服と選択できますが、ほとんどがブレザーを選んでいるとの新聞報道でした。 導入から3年はお下がりのない状況で、保護者の負担が大きいと思います。中学校の保護者の方から、入学のときに大きめの165センチの制服を購入したが、2年生で175センチが必要となった。3年生の先輩に制服を譲ってほしいと頼んでみたが、記念に取っておきたいのでと断られたとの御相談をいただきました。8学年上の知り合いに聞くと、もう要らないからと夏服も冬服も全部譲ってくださり、その方は何とかなりました。 しかし、学校での制服譲渡会でもやはり大きい制服の需要が多く、抽せんになっています。成長が著しい中学生の高額な制服を2年生や3年生で買い直さなければいけない現状は、かなりの負担になります。多様性の対応に加え、費用面の観点からも制服を検討していくべきではないでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 今回のブレザー制服導入に当たり、議員御指摘のとおり、費用面での観点からも考慮をしています。 今回の大きな特徴としましては、選択肢の一つとしてのブレザーの導入であり、既存の詰め襟学生服、セーラー服との併用も可能としています。また、上着となるジャケットだけを購入し、既存の紺スカート、黒スラックスの組合せも可としました。既存の制服との組合せにより、機能性、経済性、多様性を確保しています。 あわせて、ブレザーは男女共有のデザインであるため、兄弟姉妹間のお下がりも、先ほどの話にあったように、さらに可能になると考えています。 さらに、費用に関する効果としましては、ブレザーを導入した先行自治体の小学校卒業式において、ブレザーを着用している児童が増えているということをお聞きしています。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 機能性、経済性、多様性を確保してのアイデアは大変評価いたします。既存の制服でも選択できることから、さきの事例でもそうですが、高校を卒業すると、中学校の制服はもう要らないという方も増えてくるのかと思います。成人式など機会があるときに制服の寄附を募り、学校ごとに分け、リサイクル担当に委ねることで、助かる方が増えるのではないでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 先ほど答弁しましたとおり、制服に関しては選択肢の一つとしてのブレザーを導入し、既存の詰め襟学生服、セーラー服との併用を進めていきます。 今後も既存の制服については着用が可能でありますので、中学校を卒業してしばらくの間は、思い出の品として保管している卒業生も多いと思いますが、在校生に活用されるのであれば、二十歳を迎えた式典の開催の頃には、寄附をしてもよいという方も出てくるかと思います。 二十歳を迎えた式典は人生の節目となりますので、制服寄附により、当時、制服検討に関わった生徒や保護者も一緒に中学時代の思い出を振り返るよい機会になるのではないかなと考えております。 現在、市内の中学校では、PTAが主体となって制服のリサイクル活動を行っておりますが、式典開催時にも回収を行うことにより、さらに制服リサイクルの推進がされ、有効活用につながるよう、実施に向け検討してまいります。 ○議長(青山耕三) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 多感な時期の生徒の心に負担をかけることなく、成長の著しい生徒の経済的な負担を減らし、生徒の皆さん、保護者の方々が喜ばれる決定をしていただきますようお願い申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(青山耕三) これにて川嶋恵美議員の質問を終わります。 次に、大川博議員の発言を許します。     〔4番 大川博登壇〕 ◆4番(大川博) よろしくお願いします。 2月24日、信じられない出来事が起きてしまいました。さらに驚くことは、どの国も、国連さえも、止めることができない現実です。ロシアによるウクライナ侵攻は、我が国にも様々な課題を投げかけました。 その中で今一番に考えなければいけないことは、現在苦しんでいるウクライナ市民、特に子どもたちのことです。日進市としても人道的立場から、できる限り支援をする必要があります。 そこで質問します。 日進市における避難民の受入れ体制はどのようになっていますか。 ○議長(青山耕三) ただいまの大川博議員の質問に対する答弁者、生活安全部長
    杉田生活安全部長 現在、本市におきましては、ウクライナ国籍の市民の方、また、ウクライナ避難民の方はおりません。 今後、来日したウクライナ避難民の方が本市への滞在を希望された場合には、まず、市民協働課が相談窓口となりまして、愛知県や日進市国際交流協会などの関係機関と連携を図ってまいりたいと考えております。 また、受入れを表明されている西濃運輸とも情報共有を図ることとしておるほか、市役所内におきましても、避難された方が必要となる生活支援などについて速やかに実施ができますよう、関係部署との調整を図っているところでございます。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 西濃運輸がすぐに日進市内にある社宅の提供を申し出た心意気に感動しました。連携を取りながら、万全の準備をしていってください。 募金活動等の支援体制はどのようになっていますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、健康福祉部長。 ◎川本健康福祉部長 ウクライナに対する募金活動等の支援につきましてでございますが、令和4年3月3日より、日本赤十字社ウクライナ人道危機救援金の募金箱、加えて、ウクライナの子どもたちへ特化した募金として4月15日より、ユニセフウクライナ緊急募金の募金箱を本庁舎1階総合受付に設置いたしました。 また、まとまった金額などは、募金者からの直接送金のほか、市を通じての送金もしており、一部報道にありましたとおり、5月19日に日進市立北小学校児童会の発案により集まったウクライナ募金を受け取り、本市を通じて5月23日にユニセフへ送金をいたしました。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) ありがとうございます。 ただ、募金箱が小さくて、設置場所が分かりにくいという声を聞きます。日進市の姿勢を感じられるような工夫をしてください。 また、北小の募金活動、うれしい報道でした。他の学校も何かを感じてくれたと思います。 小学校では、6年生の3学期に、世界における日本の役割を学びます。しかし、学ぶべきときは今です。東日本大震災に際して、ウクライナから多くの支援を受け取りました。こうした学びも含めてリアルタイムで考えさせていきたいと思います。 次は、躍進を続けるふるさと納税について質問します。 昨年度の実績はどのようになっていますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総務部長。 ◎石川総務部長 令和3年度の実績としましては、新たに12件のパートナー企業の増加や、魅力ある返礼品を追加したことで、速報値ではございますが、令和2年度の3.6倍に当たる約3億4,000万円の寄附を頂いたところでございます。 増加の要因といたしましては、コロナ禍において在宅時間が増え、防犯カメラやハードディスク、SSDなどパソコン周辺機器の需要が増加する中、抗菌仕様など本市独自の返礼品開発に取り組んできたこと、また、様々な制限の中、少しでも楽しい思い出を増やそうとし、子どもたちのアイデアを取り入れたクラウドファンディング、卒業お祝い給食などの新たな取組により、日進市民からも御賛同をいただき、多くの寄附を頂いたことによるものと考えております。 一方、市民が他自治体にふるさと納税を行った額は、令和2年度分で約3億6,000万円、令和3年度分は全国推計からも4億円を超えることが予想されておりまして、ふるさと納税がプラス財源になるまでは至っていないという状況となっております。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 市の努力はすばらしいと思います。しかし、それ以上に、4億円もの税金が流出している現実、大変残念に思います。広報紙などを通して、市民に現実を直視してもらう必要があると思います。 そうした中、今年度から新しくふるさと納税係が設置されました。どのような効果が出てきていますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総務部長。 ◎石川総務部長 これまでと同様に市内事業者支援や本市のファンを増やすことを目的した取組を着実に進めてまいりますが、昨年度までの爆発的な伸びは期待できないと考えております。 そこで、これまで以上に全庁的なふるさと納税の取組を推進するため、寄附に関する事務を所管するふるさと納税係を新設し、本年度は特に、企業版ふるさと納税制度の積極的活用を重点に進めたいと考えております。現在、寄附支援の候補となる事業所や、寄附を活用した事業の洗い出しを各課の協力により行ったところでございます。 今後、これらの事業者を訪問していく予定ですが、企業版ふるさと納税は、例えば自動車メーカーから自動車を御寄附いただく、電子機器メーカーからパソコンを御寄附いただくなど、現金だけではなく、事業者の商品を寄附いただく物納も可能であるという特徴がございます。 そのため、事業者に御賛同いただける提案をお示しするなど、未来に向けた新たな取組にチャレンジしてまいりたいと考えており、本市の特徴的な取組であるクラウドファンディングと併せて、積極的に現場職員と一体となって、取組を進めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、これまでと同様に、本市との関係人口、関係企業を増やし、本市のまちづくりに一人でも多くの方から応援いただく、返礼品競争になることのない、本市ならではのふるさと納税をさらに充実させていきたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 大変よい企画を考えていると思います。市の職員が一丸となって取り組む姿勢を大変うれしく思います。大いに期待しています。 次は、4月から業務支援システムを導入した保育園について質問します。 保育士や保護者の活用状況はいかがですか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、こども未来部長。 ◎棚瀬こども未来部長 保育業務支援システムの導入から2カ月余りが経過いたしましたが、各園におきまして、園児の登園、退園の時刻、クラス日誌、保育計画や年間・月間指導案の作成などが手書きからデータ入力となったことで、毎日の保育園業務の効率化につながってきております。 また、園児ごとに保育記録、支援計画などの作成ができますことから、保育士同士、また、各保護者との保育園での情報の共有が円滑に進むようになりました。 保護者の皆様からは、自分の都合のよいときに欠席の連絡や、お迎えの時間、人の変更の連絡などができるようになり楽になったですとか、保育園での子どもの様子を写真つきで見ることができ、分かりやすくてよいなど、好意的な御意見が寄せられております。 一方、現場の保育士からは、朝の欠席連絡のための電話応対がとても少なくなったことで業務負担が減り、楽になったですとか、写真を活用し、園からの連絡内容を保護者に分かりやすく伝えられるようになったなどの意見を伺っており、日々の業務負担の軽減効果が現れてきております。 これからも、本システムの機能を積極的に活用し、習熟度を高めることで業務負担の軽減を図るとともに、園児やその保護者の皆様により御満足のいただける保育サービスを提供できますよう、さらなる保育の質の向上を目指してまいります。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 大変効果的なシステムであることがよく分かります。慣れてくると、もっと多くの機能も使いこなせるようになりそうです。保育園の働き方改革の一助になっていることを大変うれしく思います。 次は、教育について質問していきます。 昨年12月議会において、ICT教育を大きく前進させるために優れた指導員を、身を切る覚悟で採用すべきだと提言しました。どうなりましたか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 現在、教育現場における機器の使い方の講習や授業支援などについては、直接雇用ではなく、民間事業者の専門知識を持った人材を活用してICT支援員を配置し、サポート業務を行っております。 今後も、ICT教育を着実に進めていくに当たっては、ICT支援員の配置は必要であると考えておりますので、引き続き、専門業者に委託して対応していくものと考えております。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 結局、何もしなかったということですね。 再質問します。 今年度のサポート体制は、昨年と比べてどう変わっていますか。また、直接雇用しなかった理由は何ですか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 昨年度は、実績として年間で小学校1校当たり36回、中学校1校当たり24回の学校訪問を行い、機器の保守だけでなく、ICT活用支援を行っておりました。 本年度は、予算として年間で小学校1校当たりおおむね30回、中学校1校当たり18回の学校訪問を予定しています。 なお、昨年度はICT機器が増加したことから、ICT機器の活用支援やGIGAスクール向けの多くのソフトウエアを導入したため、初期研修を見込み訪問回数を多く実施しました。 また、ICT支援員を直接雇用しなかった理由としましては、本市の機器保守や授業支援等を実施している専門業者にICT支援業務を委託することにより、成果が得られると判断したためでございます。 なお、ICT支援員の訪問は、月固定に加えて回数制を併用しているため各学校が判断し、研修や困り事が発生したタイミングで支援に入っていただける柔軟な運用としております。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 全く話にはなりません。逆に減らしているではありませんか。劇的に教育現場が変わっているときに、一月に二、三回来るだけで何ができますか。このままでは日進市だけ取り残されてしまいます。 常勤の指導員を置く必要性を、一例を挙げて説明します。 つい先日、美術担当教師が不在で授業ができなかったという報道がありました。しかし、この問題は、代用教員がいなくても、すぐに対応できたはずです。他校の美術教師の授業をオンラインでつなげば、同一の授業が受けられたのです。教えている内容は、どこの中学校でも同じです。極端なことを言えば、現在の教育現場は、1人の指導者で市内全てのクラスの授業ができるんです。 多額の費用をかけてICT環境を整えながら、こうした対応ができないのは、知識と技術を持った常勤の指導員がいないからです。一日でも早く実現してください。 次は、社会問題になっているいじめ、虐待、ヤングケアラーといった問題への対策です。こうした問題は、具体的な手法が必要です。その糸口として、タブレットを活用した相談システムの提言を2月議会でしました。研究の結果はどのようになりましたか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 タブレットを活用した児童・生徒が相談できるシステムにつきましては、2学期から導入できるよう準備を進めております。 本市における既存のいじめ対策としては、担任をはじめとした教員が日常生活の中で児童・生徒の様子から声かけをし、SOSの声を受け止める対応を中心に取っております。 教員からの声かけだけでなくICTも活用し、助けを求める児童・生徒をフォローしつつ、いじめの傾向を分析し未然に防ぐ手法なども採用するなど、いじめによる被害がなくなるよう今後も調査・研究してまいります。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) このスピード感が大切なんです。タブレットなら、いつでもどこでも簡単にSOSを発信できます。教育委員会の威信にかけて、早急に実施してください。 次に行きます。 ICTを活用する場面は、授業だけではありません。学校現場における今後のビジョンをお聞かせください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 本年度は、学校現場におけるICTの一層の活用を進めるに当たり、保護者連絡メール配信システムを9月に更新します。これにより、出欠席の連絡や学校からの配布物をスマートフォンやパソコンで行えるようになります。 また、児童・生徒の1人1台タブレットを活用し、電子図書が読める環境を令和4年度中に導入します。 今後のビジョンとしましては、これまでの準備したタブレット端末や大型提示装置といった機器とドリル教材をつなげて、自宅での活用も進めていくことにより、保護者や教員も便利になるよう取り組んでまいります。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 今後のビジョンはできているようです。特に、保護者との連絡方法が保育園と同じになり、大変便利になると思います。 次は、社会問題になってしまった教員の働き方改革についてです。 日進市では負担軽減のためにどのような対策を取ってきましたか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 平成30年度から3年間の取組として、教員の長時間労働解消プランにおいては、タイムカードの導入や、完全学校休校日の設定、留守番電話の導入、部活動指導の在り方を見直して休養日を設けるなどの対策を取ってまいりました。 小学校の部活動指導につきましても、休養日の設定などの負担軽減を図っております。 教職員の負担が大きい中学校における休日の部活指導については、地域団体等への移行方法を検討していきます。地域への移行に向け、受皿となり得る地域団体の調査、指導者確保に係る制度設計に取り組んでいきたいと考えております。 また、令和3年度から水泳指導の民間委託化を進めており、令和4年度は小学校4校での実施を予定しております。水泳指導の民間委託は、指導及びプール管理に係る教職員の負担軽減につながるものと考えております。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 少しずつですが、前進していると思っています。だけど、まだまだです。 小中学校の部活動は、もう民間委託しかありません。小学校の部活動を民間委託した名古屋市の教諭の話では、勤務時間内に仕事を終え、帰宅できる日が増えたと聞いています。 あとは授業時間です。フィンランドでは、日本と比べて年間40日少ない授業日数で、常に学力は上位です。コロナ禍で授業時間数が大きく減った中、日本の学力は下がりませんでした。結局、無駄が多いということです。 毎日午後3時から自分の仕事に取り組めるようになったら、全職員、遅くても午後6時には帰宅できます。そのためには学ぶ内容を精選し、毎日5時間授業にすることです。ここを真剣に目指してもらいたい。この話は次回、またします。 次に行きます。 公立高校の入試制度が大きく変わりました。その変更点をコロナ対策も併せて説明してください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 令和4年度の愛知県公立高等学校入学者選抜における制度の主な変更点は、一般選抜の学力検査の回数が2回から1回になることや、高校や学科の特色を生かした特色選抜の導入、全校で同一の採点基準とするためのマークシートの導入が挙げられます。 また、新型コロナウイルス感染症対策として、令和5年度からウェブによる出願の導入が検討されています。 なお、既に私立高等学校では、ウェブ出願の導入が始まっています。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 大きく変更になり、学校現場は大変だと思います。その中でも一番気になっているのが、マークシートへの対策です。どのように考えていますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 現在、マークシートの導入が決定しておりますが、愛知県公立高等学校入学者選抜実施要項の公表が6月となっております。要項の公表を踏まえて、公立高校の対応だけでなく、各種学校など様々な新たな入試制度への対応ができるよう、情報収集及びサポートに取り組んでまいります。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) とにかく、早急に対策を考えるべきです。マークシート用紙や採点アプリなどの費用は市で負担して、塾に通っていない子が不利にならないように準備してください。 次に行きます。 ウクライナ侵攻やコロナ禍における物価高を心配する声が高まってきています。学校給食において、日進市の姿勢を教えてください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 物価高への対応につきましては、本年の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することで、高騰する食材費の増額分については、給食費の保護者負担を増やすことなく補填するとともに、その質の確保についても十分留意してまいります。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 日進市の給食は本当においしいです。私も教員時代、楽しみでした。今答弁のあった姿勢を何としても貫いてほしいと思います。 再質問します。 現在、御飯食とパンや麺の割合をどのようにしていますか。また、米はどこの産地のものを使用していますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 御飯は約8割、パン及び麺類は約2割の提供をしております。また、御飯は日進市産のあいちのかおりを使用しています。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 小麦生産量世界2位のインドも、酷暑のため、5月14日、輸出を停止しました。小麦粉の高騰はさらに進むと考えられます。この機会に、御飯食を見直すよい機会にすべきです。地産地消の観点からも、御飯食の回数を増やすべきと考えますが、いかがですか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 小麦粉などの高騰などの理由で、パンや麺の安定供給が難しくなった場合は、献立について検討していくものと考えております。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 厳しい状況下ですが、子どもたちや先生方のために、精いっぱい努力をしてください。 次の質問に行きます。 コロナ禍において、市立図書館が大きく進化したと思います。どのような工夫をし、成長させたか聞かせてください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 市立図書館では感染症拡大防止のため、臨時休館、来館者サービスの縮小など、これまでのサービスを制限することを余儀なくされました。 しかし、これを契機に、既存の設備の自動貸出機、自動返却機、座席予約システムなどで、対人での作業や密を回避することにつながる利用促進を図っています。 あわせて、図書館資料利用の安心・快適のため、除菌ができる図書除菌機の導入や、来館が困難な場合でも、自宅のパソコンやスマートフォンなどからいつでもどこでも本を聴く、オーディオブックの利用を可能にしました。 また、会議室の定員制約を逆手に取り、ワークショップゾーンと図書館ゾーンを一体化した図書館の施設利用及びZoomなどのツールを活用した総合的啓発事業を多数開催しました。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしい成長だと思います。しかし、まだまだ伸び代があると思います。交付金を利用した今後のビジョンを聞かせてください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 今後のビジョンといたしましては、市立図書館と学校図書館をつなぐネットワークを構築し、学校図書館に市立図書館で使用しているシステムのオプションを導入することで、市立図書館資料の活用による利便性の向上、学校図書業務の軽減、管理業務の効率化を図ります。 あわせて、電子会議システムの機能を備え、市立図書館と学校図書館の司書及び担当職員とのコミュニケーションを促進します。 また、GIGAスクール構想で導入したタブレットを活用し、学校で使用可能な電子図書を導入します。市立図書館と学校図書館での図書資料の利用が活発になることが期待され、第2次日進市子ども読書活動推進計画に挙げている、学校などにおける読書環境を整え、子どもの読書活動の推進につなげてまいります。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 教員時代、バーコードの経年劣化やパソコンの不具合などによるトラブルが多く大変でした。それが市立図書館と同様のものになれば、大変助かります。並んで待っていた子どもたちも瞬時に自分で借りたり返したりできるようになるわけです。当然、教師の負担はなくなります。また、タブレットの活用で、いつでもどこでも読書ができるようになり、心豊かな子どもたちが育っていくと思います。今後が楽しみです。 最後の質問をします。 教育長の所信表明を聞いて、ハートフレンドの改革、特別支援教育の体制強化等、その内容のほとんどが、この3年間、議員として私が取り組んできたことに近いものでした。新しい教育長の下で、多くの変革が行われることを期待しています。 ただ、少し気になっているのが中学生の制服についてです。日進市としてのビジョンを説明してください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 本市としましては、ブレザー制服の導入が目的ではありません。制服とは何か、式典や入試などに適した服装とは何か、その時期の気候に適した服装とは何か、男子はズボンで女子はスカートという概念をどう考えるのか、男子は青色の服、女子は赤色の服といった性別で色が決まるのかなど、多様性の時代を生きていく子どもたちに制服を切り口にして人権などについても話し合わせ、多様な考えを尊重できる学びを大切にしていきたいと考えています。 また、子どもたちの話合いだけではなく、社会人としての大人からの提案を加え、制服というものが詰め襟学生服、セーラー服といった決まったものではなく、多様な選択肢の中から、自らの価値観と照らし合わせ、考え、選ぶことのできる力を育成したいと考えています。 激しく変化する多様性の時代を生き抜くために自己肯定感を高め、他人の人権をも尊重できる人間に成長させるための学びの場にしたいと考えています。 ○議長(青山耕三) 大川議員。 ◆4番(大川博) 考え方はよく分かりました。近隣のようなブレザー制服への変更は、昨年市長に問題提起をした子に対する正解ではありません。近年は、制服に対して色で拒否する子、素材で拒否する子など、様々な子たちがいるのです。 では、何が正解か。教育長は、多様な選択肢を用意すると所信表明で宣言しています。今回、従来の学生服、ブレザー制服、学生服とブレザー制服の混合、3点が示されていますが、第4の選択肢として、制服以外の服装も許可すべきだと思いますが、見解を伺います。 ○議長(青山耕三) 答弁者、学習教育部長。 ◎加藤学習教育部長 今回は、制服の選択肢を増やすことを第一歩として考えております。議員御指摘のとおり、3点の制服でもクリアができない課題を持つ生徒に対しては、制服以外の服装も当然許可すべきものと考えております。 当面は個としての対応となりますが、個の多様性を認め、子どもたちに制服を切り口として多様な考え方を尊重できる学びを推進していきたいと考えております。 ◆4番(大川博) ありがとうございました。 ○議長(青山耕三) これにて大川博議員の質問を終わります。 ただいまから13時30分まで休憩します。     午前11時34分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○議長(青山耕三) 会議を再開します。 この際、議長より報告します。 山田久美議員より、お手元に配付したとおり、発言の訂正申出書が提出されましたので、これを許可いたしました。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次に、古川ひさお議員の発言を許します。     〔15番 古川ひさお登壇〕 ◆15番(古川ひさお) 議長のお許しを得まして、座って質問させていただきます。 まず、最初の質問は、ヤングケアラーの実態についてであります。 ヤングケアラー、家族内の介護や世話を行う18歳未満は、昨年の愛知県の実態調査によりますと、小学校5年生で16%、6人に1人、中学2年で11%、9人に1人、高校2年生では7.1%、14人に1人に上るといいます。そこには、学業に影響する、友好関係が築けない、体力、健康が損なわれる、進路に影響するなど問題が出ています。 そこで質問ですが、本市での実態はどのようでしょうか。 ○議長(青山耕三) ただいまの古川ひさお議員の質問に対する答弁者、こども未来部長。 ◎棚瀬こども未来部長 昨年、愛知県が行いました実態調査につきましては、今年の3月に調査結果を取りまとめました報告書が公表されましたが、生活実態に関する調査の中では、市町村単位での回答内容が示されておりませんことから、この報告書からは確認ができておりません。 なお、公立の小中学校におきましては、学校ごとに毎年、教育相談のアンケート調査を実施しておりまして、その調査からは今のところ、ヤングケアラーとして支援が必要な事案はないと伺っております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 支援が必要な事案はないということなんですが、それは目に見えないだけだと思うんですね。今後、どのように対応していく予定でしょうか、教えてください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、こども未来部長。 ◎棚瀬こども未来部長 ヤングケアラーにつきましては、家族に代わっての日常的な家事や、幼い兄弟姉妹のお世話、障害や病気をお持ちの家族の看病、介助など、様々でございます。 また、家庭内のデリケートな問題でありますことや、本人や家族に自覚がないなど、支援が必要であっても表面化しにくいといった特徴がございます。 このため、ヤングケアラーへの関与といたしましては、子ども本人や保護者並びにケアを必要とする人に関わることが想定されます医療、介護、福祉、教育などの関係機関が連携して、ヤングケアラーの早期発見、適切な支援につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 本人や家族に自覚がないということなんですよ。だから、実際にそういうふうな立場になっても、自覚ないということが実態だと思いますので、もっと、そぐわないかもしれませんけど、改善案は何かないでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、こども未来部長。 ◎棚瀬こども未来部長 ヤングケアラーの問題は、国が実態調査の結果に基づき、今年度から支援体制強化事業の取組を始めたところでありますことや、本市ではこれまでのところ、ヤングケアラーとしての対応事案がないため、今のところ改善案という具体的なものはございませんが、まずは、関係機関の職員がヤングケアラー支援についての理解を深めるための研修などに参加をして、その概念ですとか、早期発見のための着眼点、発見後の対応に当たっての配慮すべきことなどを学んだ上で、支援体制の在り方について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ぜひ支援体制を検討していただきたいと思うんですが、再質問として、小学校5年生でも16%、6人に1人ものヤングケアラーがいるという愛知県のデータがあるわけですよ。本市もまずは早急に、現状調査というものから始めていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、こども未来部長。 ◎棚瀬こども未来部長 現状調査の実施についてでございますが、先ほど申し上げましたとおり、各小中学校におきまして、教育相談のためのアンケート調査を毎年実施する中で確認を行っているところではございます。 なお、ヤングケアラーの問題は、当事者である子どもやその家族に関わる教員をはじめ、関係機関の職員の知識・認識不足の面もあり、そのことで早期発見や支援につながりにくくなっているとも考えられますことから、こうした関係機関との支援体制の在り方や、早期発見のための実態調査についても、併せて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 職員の方の知識とか認識不足という面もあるということなので、ぜひ早期発見のために実態調査をお願いしたいと思うんですが。 ここで質問なんですけど、せっかく新しい教育長も来ていただきまして、教育長は、ヤングケアラーについてどんな認識をお持ちでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 ヤングケアラーにつきましては、先ほども説明にありましたが、過剰な家庭内の役割を負って、家族の介護や看護、生活の世話をするために、学業などを諦めてしまう子どもを指す言葉だと認識をしております。 当然、フォローが必要な家族が家庭内にいれば、家族でケアをすること自体は問題だとは考えておりませんが、しかし、大人が担うべきケア責任を子どもが引き受け、子どもとして守られるべき権利、特に、学業という教育面に影響が出ている場合は、行政として何らかの支援をしたいと考えております。 昨日も答弁にありましたが、健康福祉部の日進市子どもの学習等支援事業、子どものおさらい教室、こども未来部の子どもの学習・生活支援事業とともに、教育行政としましては、授業での学び直し、また、校内ハートフレンドでの学び直し、また、スクールカウンセラーによる心のケア、スクールソーシャルワーカーによる生活支援など、先ほど古川議員御指摘のように、アンケートなどの表に出ない部分につきましては、生活のあらゆる部分を捉えまして、察知していきたいなということを思っております。 最後は、子どもらしさを取り戻して、学業に専念できるように努めたいと考えておりますし、やはりどんな子どもも、子どもはやはり日本の宝です。ぜひ一緒に育てていきたいなということを思っております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 教育長も子どもは日本の宝という言葉が出ましたので、ぜひフォローの方、よろしくお願いします。 次の質問へ行きたいと思います。 次の質問は、区、自治会の加入率の実態と行政であります。 区、自治会は、行政からの情報を伝えたり、協働により身近な公共的活動に取り組んでいます。行政と市民との一番のかけ橋となっています。 ところが、自治会への加入率が下がっているといいます。行政の運営にも大きな影響が出ているといいますが、本市の加入率はどれほどでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 令和3年度の加入率ですけれども、市全体で72.7%となっております。令和2年度と比較をしまして、1.1%の減少となっております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。
    ◆15番(古川ひさお) 72%ということなんですが、大体、3世帯に1世帯は入っていないという実態があるので、この辺も問題だと思うんですが、どんな影響が出ていると思いますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 現在、各区におきまして、各種行事ですとか、あと、イベントなどの地域活動を通じて、地域コミュニティの推進が図られているところでございます。 加入率の低下につきましては、こうした活動への影響も考えられますが、地域コミュニティの中心的な担い手となる区や自治会役員などの不足のほか、地域のつながりの希薄化といった影響も考えられるため、地域コミュニティの推進に向けた様々な課題を今後検討、整理してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 再質問なんですけど、高齢者世帯の場合、例えば、いろんなイベントとか何かにも参加したくないとか、組長をやってくれというような、役員をやりたくないという理由で、自治会に加入しないという人が多いと聞きます。どう対処したらいいですかね。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 こちらの加入の問題ですけれども、御質問の高齢者世帯ももちろんですが、そういった高齢者世帯も含め、全ての世帯において同様の課題が出てきているものと考えております。 こうした問題、全国的にも課題となっておりまして、すぐに有効な手段が見つかるわけではございませんが、本市の状況に照らし合わせながら、各区と協力して地域コミュニティの大切さを周知するとともに、課題を整理してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 例えば、緊急災害が起こった場合、地震とか、風水害なんかが起こった場合に、被加入者への対応はどういうふうになるんでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 地震や、風水害などの災害発生時の対応につきましては、加入、非加入の区別をすることなく、地域支援に御協力いただくということになっております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 加入、非加入の区別なく対応していただけるということなのでいいんですが、そうしたら、別に入らなくていいんじゃないかと思う人もいるんじゃないかと思うんですが、加入率を上げるためには、どうしたらいいんですかね。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 現在、本市では、区や自治会への加入促進ということで、市内転入者への加入案内のチラシの配布、また、市役所1階ロビーに加入申込みを投函できるポストを設置するほか、市ホームページ、また、広報にっしんへの掲載による案内などを実施しております。 または、区長会ですとか、区長の意見交換会におきまして、加入率の高い区の事例を共有することも有効であると考えておりますので、今後におきましてもそういった機会を捉えながら、必要な支援について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 加入率の高い区もあるということなので事例を共有するということ、それを具体的にやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 じゃ、次の質問へ行きます。 次の質問は、本市における障害者雇用の実態であります。 日進市障害者活躍推進計画が令和2年4月に制定されました。本市における障害者雇用に関する計画です。その実情はどのようか。 本市の障害者の職員は何人いて、そのうち、車椅子の職員は何人いますか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部長。 ◎萩野総合政策部長 令和4年の4月現在、障害者の雇用の促進等に関する法律に規定する、障害のある職員数につきましては12人でございます。そのうち、車椅子で勤務している職員はおりません。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 車椅子はいないけれども、一応、障害者は12人いるということなんですが、例えば、体制の整備とか、各種のいろんな障害者に対する取組はどのようなもので、十分なんでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部長。 ◎萩野総合政策部長 各種取組等につきましては、日進市障害者活躍推進計画に基づきまして、人事課長を障害者雇用推進者に選任するとともに、人事課内に障害者職業生活相談員を配置するなど、職員からの相談に随時対応できる体制を整備しております。 令和3年度は、コロナ禍においてマスク着用により、唇の動き、読唇によるコミュニケーションが難しくなった職員から相談を受けまして、音声をリアルタイムに文字化することのできる音声認識システム、UDトークを導入いたしました。 引き続き、障害の状況など職員の特性を踏まえまして、また、必要に応じまして面談を実施するなどしまして、職場環境の整備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) いろいろと取り組んでいられるようですが、今後、そういう障害のある職員を増やしていく計画はないんでしょうか。また、その理由は何でしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部長。 ◎萩野総合政策部長 令和4年度におきましても、障害者を対象とする採用試験を実施しており、障害者の雇用の促進等に関する法律の趣旨に基づきまして、積極的に採用してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 車椅子の職員がいないのが問題だと思います。例えば、目線の問題とか、通路とか、段差とか、車椅子でなければ気づかない問題も多くあります。車椅子職員の採用をぜひお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、総合政策部長。 ◎萩野総合政策部長 近年におきまして、車椅子を利用する方の受験はございませんでした。車椅子利用の方も含めまして、市職員としての能力の実証に基づきまして、採用をしてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ぜひ車椅子職員の人でも採用を検討していただけるようにお願いしたいと思います。 次の質問へ行きます。 最後の質問は、香久山西部土地区画整理事業の橋梁についてであります。 香久山西部土地区画整理事業の橋梁について、住民との意見交換会が何度も実施されました。住民は、橋ができることにより交通量が大幅に増え、安全面や環境の悪化を危惧しています。 ここで質問ですが、橋ができることにより、ゾーン30、30キロ地帯など、生活道路が通過道路化し、環状線本来の機能が損なわれることは明らかです。安全の確保など、市の対応策と現状認識はどのようでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 昨年度道路交通調査を実施しました香久山3丁目のゾーン30エリア内における区画道路は、株山環状線と同程度の交通量があるため、現状においても生活道路に多くの通過交通が発生していると認識しております。そのため、6月4日には香久山区を通じて、交通対策について話をさせていただきました。 今後は、各地区の皆様と意見交換をしながら、交通対策を検討していきたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 香久山地区と梅森地区の住民による話合いが計画されていると聞きました。どのような予定でしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 梅森地区の方々との意見交換につきましては、梅森区長への説明とともに、香久山西部土地区画整理組合の役員の皆様と事業区域内のまちづくりについて意見交換を進めているところでございます。 引き続き、香久山地区と梅森地区の意見交換につきましては、市が意見を取りまとめて、相互の地区にお伝えをさせていただきたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 市が意見を取りまとめるということなんですが、住民同士のぜひ話合いをお願いしたいと思います。 ただ、市長とか、副市長とも、この前の意見交換会でも、住民の理解が得られなければ、予算執行をしないと言っていらっしゃいました。住民の理解は得られましたか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 予算執行につきましては、住民の皆様にお知らせすることなく予算執行をしない、執行するに当たっては事前に説明するという意味で申し上げたものでございます。 今後は、生活道路等への通過交通の回避や梅森地区等の話合い等、意見交換の中で具体的な解決の方向の共有を図るために、次回、7月6日に、また、その間にも、小規模の意見交換を実施する予定としております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 私は住民の理解は得られたのかと聞いたんですが、住民の皆さんにお知らせすることなく予算執行をしていないということなんですが、住民の理解は得られたのか。もう一回聞きますが、理解は得られたんでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 様々な御意見をいただいており、これまでにも地域の皆様の御理解が進むよう、意見交換会を実施してきたところでございます。 今後も継続して、地域の皆様と意見交換を進めてまいります。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 今後とも意見交換ということなんですが、ぜひとも理解を得られるものをしていただきたいんですけど、今後はどのように進めていくつもりでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 先ほど答弁いたしました意見交換会を通じまして、香久山地区と梅森地区にお住まいの皆様が安心して生活できるよう、交通対策について話合いを重ね、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 話合いを重ねるだけではなくて、住民の理解を得てから予算執行していただくというように重ねてお願いして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(青山耕三) これにて古川ひさお議員の質問を終わります。 次に、小野田利信議員の発言を許します。     〔12番 小野田利信登壇〕 ◆12番(小野田利信) 一般質問をします。 初めに、教育長に就任された岩田教育長に伺います。教育長は、一学校の校長ではなく、教育行政の責任者でありリーダーであります。今後の日進市の教育を担っていかなければなりませんが、リーダーとしての帝王学の一つとしての考え、草創と守成といずれか難きとお考えでしょうか。 ○議長(青山耕三) ただいまの小野田利信議員の質問に対する答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 草創と守成といずれか難きという御質問ですが、どちらも難しいことであると考えています。 草創、すなわち創業のとき、様々な困難を乗り越え、一つの安定した形に持っていく時期と考えています。かつて校長として、教職員がばらばらで不安定な学校を任された時期もありました。一つ一つの困難を乗り越えるためには、組織を見直すとともに、一人一人の力量も向上させ、全職員が同じ方向を向いて、力を合わせて立ち向かっていかなくてはいけませんでした。そのために、自分自身は率先垂範しながら、教職員と共に成長し、膨大なエネルギーを注いできました。言葉で言うのは簡単ですが、それはとても困難なことで大変苦労をしましたし、草創の難しさを感じずにはいられませんでした。 守成、すなわち組織が成ってからのとき、安定してからの時期と考えています。常に社会、世の中は変化し、その状況は移り変わっています。人の心も、日々刻々と移り変わっています。人は安定したと思った瞬間に心に隙が生まれ、安定の現状維持から後退が始まると考えています。その安定した維持している状態には、既に慢心、油断の心があるのです。それを除くことに守成の難しさを感じます。例えるならば、荒れた学校を立て直すにはそれなりの難しさがあり、そして、平和で落ち着いていると思われている学校を維持するにも、それなりの難しさがあります。 現在の教育界は、課題が山積している状況にもかかわらず、世の中が落ち着いていると感じている時代です。草創の難しさを抱えながら、同時に、守成の難しさも抱えなければいけない時代です。教育長を任されたまさしく今の時期、私はそうならないために常に本当に落ち着いているのかと自分の心に問いかけ、少しでもその状況に違和感を感じたら、課題解決のために意図的に大きな問題として対応し、職員の力量を向上させながら、同時に気持ちを引き締めて、慢心、油断を排除していきたいと考えています。 今後も、草創、守成の時期にかかわらず、慢心を戒め、常に難しさ、困難の中に身を置き、粉骨砕身の思いで取り組んでいきます。ぜひ私の姿、行動に慢心した部分がありましたら、叱咤激励していただけると幸いです。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) この質問は、前久保田教育長もさせていただきました。また、元青山教育長にも同じ質問をさせていただき、リーダーとしての帝王学の考えを尋ねたものであります。 さて、次に、義務教育が終わってからでも、社会に出てからでも、地元日進市において学び成長することができ、日進市に根を下ろし、社会の役に立つような教育を展開するために、組織改編を含めた体制強化を図りたいとの考えですが、どうしてこのような考えに至ったのでしょうか。そして、通告書には、どのような体制強化を図るのでしょうかとしましたが、過日の渡邊議員の同様の質問と答弁で、生涯学習部の新設などを考えているとありました。その生涯学習部の新設に対し、具体的な構築の考えをお示しください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 人生が豊かで幸せになるための学びの最終目標は、知識の習得ではありません。得た知識を知恵に成長させ、日常生活の中で行動、実践し、人の役に立ち、自己実現を図ることが、幸せになるための生涯の学びだと考えています。 日進市の子どもたちは、社会に出てからも、仕事や結婚などで日進市を離れてからも、機会を見つけては帰省したり、実家の近くに家を建てたりして、日進市に戻ってきます。日進市はふるさとなんです。そんな教え子たちが口々に言うことは、帰ってくるだけではなく、日進市の役に立ちたいということです。そのためには、今まで蓄積し、身につけてきたことを還元することのできる場が必要です。 子ども時代に日進市や家族に苦労をたくさんかけた教え子ほど、恩返ししたいという気持ちが強くあるようです。また、そんな教え子ほど、自分たちの子どもや孫が住んでいて幸せを感じられるまちが必要だと、今さらながらに力説しているのです。そこで、私は、組織改編を含めた体制強化が必要だと考え、今の生涯学習課を生涯学習部として体制強化し、生涯学習を実践できるまちづくりを進めていきたいと考えました。 そのための手始めとして、1つ目は、日進市のストロングポイントである市内5大学との連携であります。すばらしい大学施設を利活用させていただくとともに、その大学の学生に参画していただき、地域の様々な活動を支援することのできる体制を構築したいと考えています。 2つ目は、愛知県、特に日進市を含む近隣市町には、物づくりに関する優秀な企業や優秀な人材も豊富です。生涯を見通したキャリア教育の中に、本物の技、プロフェッショナルの心を持った人材を招いて授業や研修を行ったり、共に活動したりする中で、将来の夢を育んだり、豊かに生きるための刺激をもらったりしたいと考えています。 3つ目は、日進市でまだ十分に利用され切れていない資源、土地、施設などを市民参画の形を取り、自分たちのまちとして生涯利用することのできる、そんな学びの場にしていきたいと考えています。 4つ目は、教員だけに頼らない、地域の人材と協力して生涯学び続ける大人が、未来に生きる子どもたちに関わることのできる未来型の部活動、地域スポーツクラブを模索し、実現していきたいと考えています。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 義務教育が終わってからでも、社会に出てからでも、地元日進市において学び成長することができる環境整備、よろしくお願いします。 さて、次の質問に入ります。 近所で野良猫に餌を与えている人がいて、猫が何匹も居着いているが、注意してもらえないか、野良猫が自宅に来たりして、ふん尿で困っている、野良猫を捕まえて処分してほしいとの問合せがあります。対応は難しいのでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 猫につきましては、まず、飼い猫、野良猫にかかわらず、動物愛護管理法で守られている愛護動物でありまして、何人もみだりに殺したり、傷つけたり、苦しめたりすることはできません。また、野良猫か飼い猫かの判断も困難であることから、行政が駆除や殺処分を目的として捕獲することはございません。 餌やりへの注意につきましては指導は難しいですが、適正な餌やりのお願いをすることは可能です。しかし、猫は行動範囲を持つ動物のため、多くはその地域の中でごみをあさったり、また、家屋に侵入したりするなど、根本的な解決は難しいものとなっております。 こうした問題を少しでも解消するため、基本的には県の主導の下となりますが、現在、市では、トイレの設置を含めた適正な餌やりをお願いする、避妊・去勢手術の協力を求め、地域猫活動などにつなげる、ふん尿害で困っている市民に対し、猫侵入防止装置の貸出しをはじめとして、自衛策のアドバイスをするなどの対応を行っております。 今後におきましても、さらなる有効な手段がないか、他自治体の情報や、専門家の助言を基に調査・研究を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 自宅に侵入した猫で被害を受けてしまい、どら猫をはだしで追っかけるサザエさんのようにして、動物虐待とみなされてはたまりません。ならば、侵入されないように自衛策を施すしかありませんが、先ほど答弁がありました猫侵入防止装置の貸出しとはどのようなものでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 猫侵入防止装置とは、猫の個体差や、また、設置条件によって効果の大小があるようですが、超音波を用いることで猫にとって不快な環境を与え、近づくことを防止しようとする装置となります。 貸出しにつきましては、1世帯当たり、当該年度に1回とはなりますが、30日間貸出し可能としておりまして、令和3年度の実績では40件ございました。また、アンケートの結果、約7割の方から、何らかの効果があったと回答をいただいております。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 猫侵入防止装置の貸出しの期限が切れた後、またやって来たら、元の木阿弥です。その後も家庭での防御方法、例えば、刺激の強い臭いのものを水で薄めたものを毎日朝夕2回、猫の寄りつくところへ置く。塩素系消毒液、漂白剤の原液を100倍に薄めたものを毎日朝夕2回、猫の寄りつくところへ置く。レモンやミカンなどのかんきつ類の皮やコーヒーの豆などを猫の寄りつくところへ置く。ちなみに、これ、虐待ではないですよね。なければ、この侵入防止方法のパンフレットはあるのでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 猫侵入防止装置につきましては、まず、その効果について検証いただくためのお試しとして貸出しを行っております。また、貸出しの際には、猫の被害防止に少しでも効果のあった情報をまとめたチラシも一緒にお渡ししております。 なお、虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことを指していることから、これらの侵入防止策につきましては虐待には当たらないと考えております。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 例年、犬猫避妊等手術費助成金219万5,000円が計上され、決算でもおおむね9割以上の執行率があり、今年度も計上されています。これが野良猫対策の一つであることは理解できますが、効果はどのように考えているのでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 飼い猫化促進活動を行った方への猫の避妊、また、去勢手術に対する助成金につきましては、平成30年度より交付を開始しております。 直近3年間の実績といたしましては、令和元年度で62匹、2年度が35匹、3年度、72匹となっております。 効果といたしましては、動物死体処理業務における猫の回収件数が減ってきていることや、月1度行っている譲渡会での実績もあることから、一定の効果が期待できる取組であると考えております。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 基本的には県が主体でも、飼育者となる方々とのつながりは市が持っていると思います。犬猫の適正飼育に対する知識などを持っていただくことの声がけをするなどの関わり方をしていただきたいが、どうでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 現在、犬や猫に関する相談があった場合には、まずは、現地確認を行った上で解決に努めておりますが、基本的に、適正飼養についての具体的相談や指導、引取りなどの専門的な事案につきましては、愛知県動物愛護センターにつなぐ形で対応をしております。 また、犬や猫の適正飼養に関する取組といたしましては、犬のしつけ方教室、地域猫活動に関するパネル展や冊子回覧の支援、広報や区への回覧、動画配信による周知啓発などにつきまして、愛知県動物愛護センターをはじめ、日進市獣医師会や市民団体と協力しながら実施をしております。 今後におきましても、様々な方法を調査・研究し、より多くの市民の皆様へ周知啓発を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 独り暮らしの高齢者がペットを飼う場合、飼い主としての責任を果たせるのか。この場合、民生委員、ケアマネジャー、地域包括支援センターや社会福祉協議会などが関わり、福祉面での支援や見守りを受けている可能性が高いと考えます。もし自分の身に何かあった場合にペットをどのようにするかの対応はどのようにしているのでしょうか。 ○議長(青山耕三) 答弁者、生活安全部長。 ◎杉田生活安全部長 ペットの飼養に関しましては、飼い主に対しまして、その動物の寿命まで適正な飼養に努めることが動物愛護管理法でも定められております。 本市といたしましては、今のところ、そうした相談があった場合には、まず、身内や知人に引き取ってもらえるようあらかじめお約束をしておく、支援団体などが行っている制度やサービスを利用し、事前に準備をしておく、保護団体などが開催する譲渡会などの方法で早い時期での譲渡を考えるといった助言をさせていただきながら、新しい飼い主を探すようお願いしている状況でございます。 なお、行政によるペットの引取りにつきましては、動物愛護管理法の規定からも相当の理由がない限り、全国的にどこの自治体においても難しい状況となっております。 ○議長(青山耕三) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 少し前の広告で、優しい歌声が流れる中、女の子とお母さんが子犬の入った段ボールを木の下におきます。何らかの事情で飼えなくなったのでしょうか。女の子が泣く横でお母さんが願うように言います。親切な人に見つけてもらってねと。すると、「優しそうに聞こえても、これは犯罪者のセリフです。どんな理由があろうと、どんなに心を痛めようと、動物を捨てること・虐待することは犯罪です」とのナレーション。 コロナの影響で在宅時間が増え、ペットを迎える人が増えているようですが、衝動的にではなく、最後まで面倒を見られるのかよく考えて飼ってほしいです。野良猫や野良犬となる原因は人間のエゴによるものです。飼えなくなる可能性があるのであれば、飼わないことも動物愛護の一つです。 上っ面のきれいごとだけを主張しているのか、物事の本質を理解して主張しているのか、どちらが正しいのかを説いていただく教育を生涯学習教育の一つとして新教育長にお願いして、終わります。 ○議長(青山耕三) これにて小野田利信議員の質問を終わります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 以上で本日予定された質問者は全部終わりました。よって、本日の日程は全部終了しました。 明日6月14日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。     午後2時12分 散会...